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大腸憩室

2014年3月14日 金曜日

大腸憩室

大腸憩室は、大腸の壁の一部が袋状に外側に突出した状態です。

部位、頻度
欧米では、80~90%以上がS状結腸に見られるのに対して、
日本人の場合、成人で上行結腸に約60~70%、S状結腸に約20%、
両方に約10~15%と欧米と比べても右側に多く、高齢に伴い憩室は増加し、
60歳以降からS状結腸、両方が著名に認められると報告されています。

原因
 食生活と大腸憩室の関係が報告されており、食物繊維の摂取量の低下が
大腸憩室の増加につながることが証明されています。
便秘など消化管の運動機能異常による腸管内圧の亢進が憩室を形成すると
考えられています。

症状
 通常は自覚症状はありません。
便の固着などで、感染や炎症を起こし憩室炎を起こせば、
 腹痛、発熱、下血といった急性腹症といわれる状態になります。

診断
 1)注腸検査: 腸の外側に突出する円形のバリウム影が映ります。
 2)腹部X腺検査: 注腸検査のバリウムの残りを認めることがあります。
 3)大腸内視鏡検査:小さな穴、くぼみが観察され、部屋状見えます。
            憩室炎を起こしている場合は、周囲粘膜の腫脹、発赤
            憩室からの出血、排膿を認めます。
 4)腹部エコー、腹部CT検査:
            憩室炎を起こしている場合は、炎症による腸管壁の肥厚、
            程度が強いと周囲全体に浸出液像を認めます。
治療
 大腸憩室の大半は無症状で経過し、特に治療の必要はありません。
 憩室炎を起こした時、安静、点液、抗生剤投与などの保存的治療、
 憩室出血の場合、安静、点液の保存的治療、大腸内視鏡検査で出血部位がわかれば、
   内視鏡による止血処置が行われます。

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